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『姑獲鳥の夏』
ubume1


京極堂シリーズ第1弾の【姑獲鳥の夏】ってことで、期待半分、不安半分で見に行きました。
ワタシはもともと原作が好きで、五條瑛氏にハマる前まではこのシリーズがNo.1ってくらい好きなシリーズなので・・・・・・(京極堂シリーズが好きなのであって、京極夏彦と云う人の作品全体が好きな訳じゃないけど)。


評判がそんなによくないと訊いていたので、ハテさてどうかしらんと思っていましたが・・・・・・うぅぅん。あまり良くないと思って見にいったせいか、それほど酷い出来だとは思いませんでした。
反面『こりゃ原作読んでいないと、全然意味判んねぇんじゃないの?』みたいな作品だとも思いました。
実際、映画だけを観て内容が完璧に把握出来た人っているのかしら。
正直映画だと、原作の魅力が全然伝わって来なかった気がするので、原作知らずに映画を観た人には原作も読んで欲しいなぁ。中国の姑獲鳥と日本の産女のところとか、文字で読んだら面白さが倍になると思うので。



影像、音楽、CG等は凝りに凝ったと云うことがとてもよく伝わって来るのですが、肝心の内容がどうも小説の粗筋と云うか、ダイジェストって感じで、適当にはしょって繋げたと云う感が否めません。
取り合えず原作の持つ独特の雰囲気は何とか作りたかったと云う意思は伝わってくるのですが・・・・・・。
それと文字って何て云うか、ものすごく偉大なものなんだなぁと改めて実感。小説として読む場合、判らなければゆっくりと、何度でも読み直せば意味が判りますが、影像の場合、言葉だけで   それこそ『聴覚』だけが頼りとなると、あれだけ小難しくも長い薀蓄を聞かされると、もう訳が判らない状態ですね。
原作だと博識ぶりが伝わってくる京極堂の魅力も、言葉にして実際に喋ってしまうと半減するってことがよく判りました。
中禅寺秋彦と云うキャラを演じた堤氏は、とてもご苦労されたとは思うのですが・・・・・・ってことでキャスト。
最初は文句があるような、ないようなキャストも、観ているうちにさほど違和感がなくなりました。
と云うか、文句が出るほど、キャラクターが深く掘り下げられていなかったような。
このシリーズはキャラクターの魅力と云うところにも大きなポイントがあると思うのですが、今回は京極堂と関口以外のキャラは、あまり細かく描かれていなかったので、まぁこんなもんかと云う程度に収まったのかもしれません。


どうでもいいですが、ワタシの脳内の京極堂は昔からトヨエツでございました。京極堂って『痩せて不健康な芥川』みたく表現されていたのですが、堤氏は間違いなくド健康にしか見えませんでした。
そんでもって、今回の話の中心とも云える関口くん。
小説で読んだ時は何とも思いませんでしたが、影像にしてみると、あれだけ鬱陶しくて苛々する男が近くにいたら厭だなぁと、本気で思わせてくださいました。これ、原作が関口のキャラを語る時、常々云われていることなんですよね。影像にしたことで、それがとてもよく伝わってしまったことは皮肉です(笑)
それと、シリーズ全体の中心キャラのあとの2人、榎木津と木場修はまぁ語るほど何がどうと云う訳でもなかったです。ただ榎さんの描き方にはプチ不満。原作の奇天烈加減の1割も出ていませんでした。
榎木津は、みんなが見惚れてポカンとしてしまうくらいの美形で、かつ、その麗しさとイカれた性格とのギャップに驚かれるキャラのはずなのに、あれじゃあただの『記憶が見える普通の人』ですよ。
阿部ちゃんがどうと云う訳でもないですが、色素の薄い超美男と云うキャラとしては、ちょっと不合格~(つД`*)

だって阿部ちゃん、どう見ても濃いもん。


あと作者が水木しげるの役で出ていましたが、あれも知らない人には全然意味が判らないでしょうね。
っつーか、つくづく作者ってナルシストだなぁ・・・と思ってしまった^^;

作者、しゃしゃり出すぎだよ。


どうでもいいかもしれんが、雪絵さんが篠原涼子。
意外に似合うー可愛いー。
っつーか、今回の映画の中で一番可愛かったですよ、ええ。


ところで今まで『影像不可!』と云われていたこの京極堂シリーズですが、今回の作品を観て、何が影像不可だったんだ? と思ってしまいました。
影像不可って、多分京極堂が呪いを解くとされる、あの場面のことが一番だったと思うのですが、あの程度の影像ならば、これまでにだってさほど難しいものでもなかった気がするのですが・・・・・・。

このシリーズ、次回作からも影像にするつもりでしょうか。
個人的には榎木津が主役の【探偵小説】の風とか雨とかが好きなので、あれを影像化して欲しいかも。あれなら小難しいトリックとかもないし、やたら薀蓄だらけでもないし、ただの莫迦小説だから影像にもしやすいし、受け入れられやすいと思うんだけど。

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MOVIE | 21:45:56 | Trackback(0) | Comments(0)
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