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2005-10-28 Fri

実在したバウンティ・ハンター<賞金稼ぎ>ドミノ・ハーヴェイの、半生を描いた物語。
幼い頃、俳優だった父をなくしたドミノは、母の一存でビバリーヒルズへ移り住んだ。
だが、そこでの生活になじめなかった彼女は、ついには大学を退学になり、自ら裏社会で生きる道を選んだ。
ってことで。
キーラ・ナイトレイと云う、普通の映画ヲタなら知っているけど、ライトな映画ファンには今イチ知名度が低いのではないかと思われる美人女優さんが主演。
『パイレーツ・オブ・カリビアン』や『キング・アーサー』と云ったコスプレ系に見慣れていて、かつそれがとても似合っていただけに、今回のボーイッシュなショートカットの彼女はとても新鮮でした。
しかしあれでまだ20歳ですか??
バウンティ・ハンターと云う職業は、この現在でも成り立っているらしい。
へぇ・・・・・・みたいな。
しかし想像していたのとは違ったかな。
ワタシの想像している賞金稼ぎと云うのは、おそらく西部劇や歴史モノで見るような昔カタギの賞金稼ぎ? だと思うから、違って当たり前なのかもしれないけれど。でもセミナーまで開かれているとなると、ちょっと笑っちゃうな。
っつーか、賞金首取った!→だから賞金くれい! みたいな流れじゃなかったんですよね、今の賞金稼ぎ。
つまり犯罪者の身柄を捕まえる『プロ』でしかない訳で、そんなの別に警察でやればいいじゃん・・・と思ってしまった。合法じゃないやり方もしなくちゃならないから『バウンティ・ハンター』と云う職業があるのかなぁ?
映画の中でもFBIのパシリと云うか、云い様にされているだけと云った感じで、危ないだけで決してカッコイイ代物ではありませんでしたな。魅力を感じない。

とは云っても、ものすごく罵倒するとか、ものすごく絶賛しているって人は少ないって感じ。「まぁまぁ面白かった」とか「今イチだ」みたいな感じの人が多いのかな。
作品自体あまり大々的に宣伝していないし、結構マニア向けな映画なので、だからなのか見る人も冷静に分析していると云う印象を受けています。
そんでもってワタシのこの映画自体の感想と云えば、うーん・・・・・・個人的な意見としては、そんなに面白いと思いませんでした。
手法としては、時間軸がバラバラになって、入れ替わり立ち代りと云った時間の流れの中でストーリーが判っていくと云う作りでしたね。近頃だとこの手の手法は結構多い。あとカットが多くて、フラッシュバックと云うか、画面がチラチラしていて、眼に優しくない映画でした。あれは新鮮と云えば新鮮なのかな?
ぶっちゃけ話がすごく面白くないって云う訳じゃない。見せ方は複雑にしてあるが話自体は決して難しくない。けど、何て云うか・・・・・・盛り上がるところがなかったように見受けられます。
で、この映画の主役であり、その職業としての『賞金稼ぎ』をこなしていたドミノ・ハーヴェイさんが、ラストに少しだけ登場。
しかしこのお方、この映画が完成されるちょい前にお亡くなりになっているんだとか・・・・・・享年35歳。実年齢より老けていた印象です。せいぜい40代に見えた。
ドラッグの摂取しすぎとか云われているようですが、果てさて。
ドミノ・ハーヴェイと云う実在の人物をモデルにした映画の割に、じゃあ何で彼女が賞金稼ぎになったのかと云う、最初の軸のところを適当にスッ飛ばされた印象があるので、何だかそこは消化不良。もっと詳しくドミノの分岐点に突っ込んでほしかった。
でなくちゃ、これを『実在の人間の半生を描いた映画』にする意味はないと思うのよね。ただの『女性賞金稼ぎ』の話にしちゃえばいいだけだし。

ところで冒頭からドミノを取り調べるFBI捜査官役にルーシー・リュー。
キーラ・ナイトレイより、もしかしてこちらの方が有名なのかな? ワタシはこの人が出るなんて全然知らなかったから、結構びっくりしました。
結構好きなのね、ルーシー。
アップになるとソバカスいっぱーい。
そんでもってドミノを愛するチョコ役のお兄さんが何だか切なかったですな。そのせいで、いいのか悪いのか、出来る賞金稼ぎと云う印象はまるでなし。
しかし余計なラブロマンスとか、中途半端なドンパチ入れたせいで、何だか今イチな印象を受けたのかなぁと今になって思い至る。
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